3寸勾配の屋根に新東㈱さんの平板瓦を使用しすっきりした屋根を作っています。
屋根屋さんの言葉で言うと、一体袖・廻り隅仕様です。
和風の屋根では屋根のとんがり部分には鬼瓦がついてボリュームがあります。
それに対し、一体袖・廻り隅とは鬼瓦が付いたり棟を積んだりしないのでボリュームが出たりはせず、平たくスッキリ仕上がります。
3寸勾配の廻り隅は市販品で存在しないので、一番近い屋根勾配の廻り隅瓦を使用し形が合わない部分はグラインダーで少しづつ削って違和感なく仕上げます。加工に手間がかかってしまうので苦労するのですが、最近の施工性を優先した瓦を当たり前の様に取付けていくことに職人としての面白さを感じなくなる時もあるので、あえて挑戦しています。それをさり気なく当たり前のように仕上げて、お客様に引き渡すことが、静かに素敵だと思えています。(^^)