ひと昔前に比べて屋根に使用される新しい素材や工事方法が増えています。
屋根を修繕するにあたり、私たちが一方的に提案するだけでなく、
お客様にもしっかり納得していただきたい―。
そんな思いを込めて、さなだがご提供するリフォームと屋根材のバリエーションをご紹介いたします。
屋根リフォームの種類
さなだでは、下記3つの屋根リフォームを承っております。
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【屋根の葺き替え】
さなだが一番力を入れているリフォームです。通常は15~30年を目安に、雨漏り等、老朽化が進んでいるときに行ないます。雨漏れは部分的に直すことも可能です。しかし、その他の箇所は現在は雨漏れしていなくても年数経過による傷みは必ずありますので問題ないわけではありません。これから先、雨漏れしてくる可能性もあるのです。そんな将来の不安をなくすためにも、古い瓦から新しい瓦に交換する工事が瓦の葺き替え工事になります。瓦はもちろん下地もきれいな状態に修繕いたします。
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【重ね葺き(カバー工法)】
重ね葺き(カバー工法)とは、現在の屋根材の上に新しい屋根材を新たに重ねていく工法のことです。主に現在の屋根がコロニアル屋根の場合に使用されます。メリットとしては、既存の屋根材の処分代がかからず、葺き替えよりも安価で済むことと、施工期間が短いことが挙げられます。
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【屋根塗装】
屋根塗装は、主にコロニアル屋根、板金屋根に施工いたします。色がくすんできたり、錆びてきたりすると行います。リフォームの目安は7~10年に一度ですが、早めの対処がポイントです。他の工法に比べて比較的安価で施工が可能です。
主な屋根材の種類
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日本瓦
日本の屋根を守ってきた歴史ある瓦です。昔からある伝統のデザインで、美しさと機能性を併せ持つ安心の瓦です。
■メリット
耐久性が高い・強度が高い・和風住宅によく似合う・防水防災機能がある
■デメリット
価格が高い・定期的にメンテナンスが必要・重量が重い
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洋風瓦
近年、増加傾向にある瓦です。オシャレなデザインと優れた防水性を兼ね備えており安心して使用できる瓦です。凹凸あるものから平らなものまで様々なデザインがある、選んで楽しめる瓦です。
■メリット
色が豐富にあり、家のカラーリングやデザインの選択肢が広がる
■デメリット
価格が高い・定期的にメンテナンスが必要・重量が重い
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セメント瓦
セメントで作られた瓦です。厚型スレート、コンクリート瓦とも呼ばれます。塗料で着色するため色合いは自由。ただし年月とともに色合いが劣化するため数年で塗装が必要になります。
■メリット
価格が安く、色合いが豊富
■デメリット
雨がしみこむ・アスベストを含むものは処分に費用がかかる・割れやすい
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化粧スレート
人造スレートともいいます。セメントに繊維を混ぜて強化した薄い板状の屋根材で、厚みは5mm前後。主に洋風住宅に使われます。塗装で色付けされており、年月とともに色落ちします。品質が均一化されており、施工費も安く行なうことができます。
■メリット
耐震性が高い・色合いが豊富・修理費用が安い
■デメリット
塗装メンテナンスが必要・耐久性が低い・強度が低い・化粧スレートに含まれる石綿スレートに関しては、健康被害に注意が必要
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金属系
薄い金属板に塗装を施したものです。古くは「トタン」が主でしたが、現在は「ガルバリウム鋼板」が主流となっています。加工しやすく、繊細な形状の屋根に適しています。
■メリット
素材が軽い・自由な加工が可能・耐久性が高い・腐食に強い・防水性が高い
■デメリット
重厚感等デザインで難がある